すみっこでボソボソ

・・・ん?

引っ越しはギャンブル

今週のお題「引っ越し」

 

結婚後、いったい何度引っ越したかなあ。転勤族でしたからねえ。

勤務の都合上の引っ越しなので、引っ越し費用は会社持ち。業者は指定されないので、相見積もりを取って自分で決めるんですが、毎回違う業者さんでした。

 

あのね、引っ越しってね。当たり外れがひどいんですよ。えぇ、もうギャンブルです。でも言えることは、営業さんがシッカリしてないところは現場も無責任って事。見積もりの際に、荷物の量とかしっかり見ないで「相見積もりとってますか?」「他社はいくらでした?」みたいなことしか聞かない営業とかね。

 

引っ越しに「お任せパック」あるじゃないですか。荷物の箱詰めから荷解きまで全部お任せのやつ。

妊娠中、しかも切迫流産の危機を乗り越えたばかり。やっとの安定期に引っ越しをすることになり、そのお任せパックを頼んだ業者さんがひどかったです。

見積もりが甘いというか、作業人数が少なくて荷物が詰め終わらないからと言う理由で「奥さん、この箱にその荷物詰めてください」って普通に作業させられました。お任せパックなのに?体調悪いから、高いと承知でお任せにしたのに?

しかも、ビデオカメラとか、「手持ちにしますか?」(パッケージせず自分で運ぶって意味ね)と聞かれ、箱詰めしてくださいってお願いしたら、プチプチに包んで箱に入れると思いきや、精密機器だと言うのに裸のまま雑多な荷物の上にポンと置いただけの状態で箱に入ってました。ちゃんと梱包しないのはこれだけじゃなくて、青磁の大鉢もそのような入れ方をされて欠けてしまっていたし。土鍋もふたが割れてたし。

普通のお皿とか決まった梱包方法のある物は大丈夫だったけど、決まった梱包材で包めないサイズの物はみんな裸でポン。みたいな入れ方。大き目の鉢物はすべからく縁が欠けたり割れたりしてました。青磁の鉢はお気に入りだっただけにショック大。だってもう買えないもの。

 

箱詰め時がこんな感じだったので、翌日新居での開封もひどかったです。まずトラックが予定時間になっても来ない。半日遅れてきたので、明るいうちに荷物が運び入れられるのか心配していたら、運び入れることはできたけど、ただ入れただけ。

指定した部屋に指定した荷物が入ってないどころか、業者が引き上げるとき開封していない箱が大量にありました。多分半分も開封していない。お風呂場なんて床から天井まで段ボール箱がみっしり積み上げてありました。お風呂周りの荷物以外の物もたくさん入ってる状態。

新居で寝れる状態ではなくて、急遽ホテルを取って、次の日に荷物を開封していて、「えぇ!?これも、あれも、包まれてない!?割れてる!!」ですもん。

それに確実に行方不明の箱が二つ。体調の悪い中、数日かけて全部の箱をとりあえず開封して、それでも見つからないものがあって、段ボールの数を数えて、数が合わないとなりました。

営業の人に電話しましたよもちろん。探しますって言われて。結果から言うとそれっきり。

 

この引っ越し業者は、元の家(自宅)の方も荷物を引きずって床を傷だらけにしてたり、掃き出し窓のレールを曲げてしまって窓が閉まらない状態にされてたこともあって、保障と修理の話し合いが長引きました。見積もりを取るからといったきり何週間も連絡してこなくて、こっちから連絡したら「補修費用が高すぎて」って。高いからって放置する!?みたいなトラブルが引っ越し後も続きました。

 

自宅は補修が終わってクリーニングを入れたら賃貸に出す予定でいたのに、その補修の連絡すらしてこないような状態なのでその後も諸々あって、賃貸にだすのも半年遅れました。半年分の賃貸料も考慮にいれたらトンデモない損失を出した引っ越しでした。

 

お任せパックなのにも関わらす、箱詰め手伝ったし、開封は半分も終わってなかったというのに値引きは一切なかったですよ。

 

本当にねえ。ひどい業者でした。どことは言いませんが、当時は上野のパンダをみても腹が立ったもんです。笑

今はCMみても「・・・フン」って思うくらいですけどね。

 

本当にねえ。引っ越しはギャンブルですよ。ええ。