映画「死刑に至る病」
冒頭に美しいシーンがある。真相がわかると美しいと言えなくなるんだけどね。
阿部サダヲさん主演のサイコサスペンスだもんねえ。美しいだけのはずがなかったわ。
阿部サダヲさんって、心のどこかがねじ曲がってるけど超真面目な人とか、人のいい変人とか、一皮むけば・・・な人物を演じさせると上手いし似合うなあ。
直接的に描写されてるシーンは実はそれほどでもなかったのに、暴力的でグロい。
特に森の中のシーンがすごい。
手首の曲がり方とか、ふくらはぎの傷とか。もう阿部サダヲさんの視線だけで痛いし怖い。
洗脳があっさり溶けた後、ラストシーンの後の、描かれていないその先が怖い映画だった。彼は被害者となるべく洗脳されていたのかも。
グッド・ドクターで、フレディ・ハイモア さんが演じている役を、サダヲさんで見てみたい。正反対な役だけど。