すみっこでボソボソ

・・・ん?

フーガはユーガ

伊坂幸太郎さん著「フーガはユーガ」読了。

 

時々、どうしても理解できない事件が現実に起こる。

事件に限らないか。なぜ人間は時としてそんなに残酷になれるんだろう。自身の残酷さに、恐れ戦いたりしないんだろうか。まったく平気なんだろうか。

良心じゃなくてもいいから、ほんの少しでも後ろめたさとか、自分のしたことへの疑問とか、感じること無いの?本当に無いの?

 

 

何もできない私は、そういうものに会わずにいられる様に祈るしかない。魑魅魍魎、怪異、物の怪とでも呼ぶしかないような、人の顔をした何か。

でも出会ってしまったり、そもそも深い関わりがある人物がそうだったら、どうすれば自分を壊さずに違う道へシフトチェンジできるのだろう。

 

なんだか最後まで救われない気持ちで読み終わった。この物語を切ないで終わらせたくないなあ。

 

 

公園の双子のサッカー少年「伊藤さんが話していた案山子の名前・・・」って優午だよね。伊藤さん出てきて双子?それって物語になってるかな。泉水たちは双子じゃないし、ラッシュライフに双子って出てたかなあ。んー。未読な中にあるんかなぁ。あ、でもこの双子の話はだいぶ前の約束で書かれた話だから、ほかに双子は無いはずか。じゃあこれから書かれる話に出てくると良いな。優我が、すれ違った程度の人物の中に記憶されているシーンを読みたい。

 

 

今日の良かったこと

1:啓蒙本ってあんまり読まないけど「我慢して生きるほど人生は長くない」と言う本を見つけた。もしかしたら今自分に感じているモヤモヤの解決のヒントになるかも。必要な時に必要な物が見つかるのはギフト、と思える本だと良いなあ。