護られなかった者たちへ
中山七里さん著「護られなった者たちへ」読了。
これ映画化するんだね。私的に利根さんを演じる俳優さん、ちょっとイメージ違うかなあ?でもるろ剣の時、おっ意外と・・・って思ったから、とりあえず映画は見よ。
それにしても切ないなあ。何にでも限界はあるって事が切ない。棒倒しゲームなんだよなあ。砂は一定量しか無いからさ。
悪いばかりの人間は少ないし、100%善で居られる人もいないと思う世の中。
何かしらのシステムや組織に所属して行う事なら、その組織内のルールで出来る範囲は限られてしまうし。それがお金に関わる事で国家予算があって、その国家予算の増減はそのサービスに縁のない人が決める。
それって実際の運用を行う窓口担当は辛いよ。
なんかこう・・・イメージ的に善もすぎると清濁併せ飲むとか、必要悪とか、許せなさそうな気がするから、ある日爆発して極端に走る気がする。善が通用しないなんて許せないって感じの。善の妄信者とでも言うか?
だから私は偽善者が好き。全部できないけど自分にできる事はやる。自分の手に余る事は諦める。メンタルに余計な負担を掛けないように目につかない所に置く。
個々の出来る事だけでも、みんなが各々やれば結果として大きな力になるし。ビバ偽善者でしょ。 な、西嶋。君は私の指針になったよ、大好きだよ西嶋(この本と関係ない人物だけど。笑)
微ネタバレ:『読んでて、割と早くに「あ、これってミスリード?」って」って思ったんだけど、それだと8年の月日が意味わからんしなあって思ってたから、最後「あらやっぱり?当時中学生なら8年も必要なくないか。隠れ蓑にするために出所にタイミングを合わせたんでもないのに」って思ったけどね』←懐かし。こんな事今やる人いる? 昔テキストサイトが流行してた時よく見たけど。左クリックで範囲選択。
実際の所、私も孤独死するタイプだと思うから、ちょっと身につまされる。
助けてって言うのは難しいんだよ。