すみっこでボソボソ

・・・ん?

仕事の事

復職するか、退職するか、真剣に迷ってる。
仕事内容は好きなんだけどなぁ・・・。

  

声を使う仕事なので、時々新人さんの発音の仕方についてこういう練習をしてください、とアドバイスする事がある。私のメインの業務ではないので滅多にない事だけど。

 

江戸っ子ってほんとに「ひ」と「し」を言い分けられないんだなあって思う事、ごくたまにだけど有る。
テレビとかインターネットとかで、遠い場所の知らない人の話ぶりを見聞きするのが簡単になっても、地方性って残るんだね。
学校で何年も英語を習っても「L」と「R」の発音がうまく区別できないのと同じかな。

 

 「ひ」と「し」を言い分けは難しい。と言うのも「ひ」と「し」の発音、舌の位置が同じだから。最近、舌の左右の使い方が原因と分かったばかりじゃなかったかな。なのでこれは素人の私ではアドバイスのしようがない。

 

ハ行が苦手。これも難しい。ハ行は息を吐きながら言うので、息が漏れてしまっているか、子音は出せてるのに母音が小さいのか。
複式呼吸の練習と、和田アキ子さんの「は!」の言い方を練習する。笑っちゃうけど「は!」の物まね、結構効果でたりする。笑

 

カ行が苦手な人は、Kの子音を発音してないか、言いにくいからタ行に寄せちゃうかのどちらか。
カ行は舌の奥部分を上げるようにして発音するので、舌の奥を上げる練習のために、うがいをする。うがいの時は水が喉へ流れないように、自然と舌の奥を上げてふたをするから。うがいぐらいでって思うでしょ?でもカ行が苦手な人って「ガラガラうがい」ではなく「ぶくぶくうがい」だったりするからね。

 

ラ行が苦手。これも私にはどうする事も出来ない。
ラ行に関しては原因が3つほど考えられて。

ラ行は舌を軽く歯茎に当てておろすように言う。炸裂音ほど強く弾かないで。
その時に舌先に力が入りすぎてると、ラ行がダ行に寄って聞こえるから、舌先の力を抜いてって言うけれど・・・。
ただ、どうやって抜けばいいのか、力が抜けてる感覚をどうやって掴めばいいのかが難しい。カ行の「ガラガラうがい」のような方法があればいいんだけどねえ。

舌先がうまく使えずにア行寄りの発音になる人は、顎を固定してラ行の練習をする事。机に顎を載せてそのままララララと言う感じで。

 

ラ行が苦手な原因、あと二つは、口蓋化構音の場合と舌小帯短縮症の場合。
口蓋化構音、これはもう私程度がアドバイスできることは無いので言語聴覚士さんに。プロに相談してもらうしかない。
舌小帯短縮症の場合は、大人になる前に小児科で治療受けてると思うので、これも私にはわからない。

 

もっとも面接時の会話でさり気なく滑舌はチェックされているので、新人さんの滑舌に問題があったとしてもごく軽い。

 

個人的に言えば、ラ行の発音が苦手な人のしゃべり方って、すごくかわいいと感じる。

会話って、単語一つ一つがクリアでなくても、話の前後や流れでちゃんと伝わるし、むしろ個性なんじゃないって思ってる。
アナウンサーになろうとかじゃない限り問題なくない?私は好きなんだけどなあ。

 

ハ行に関しては「お早うございます」だけ気をつければ。挨拶だいじだし。
ハ行の発音が苦手だと言う事が相手に伝わってないと、ちゃんと挨拶したのに相手は(朝から気の抜けた挨拶だな)って思うかもだから。頭の固い上司とか。笑

 

ハが苦手であいさつの相手が頭の固い上司なら、態度をきちんとさせよう。立ち止まって頭を下げて言ってれば「お早うございます」の中のたった一文字が息もれになってようが、きちんとした挨拶でしょ。

まぁこれも個人的には「は」の音の息もれ程度の事でって思う。

 

会話のキャッチボールが出来てれば、多少の滑舌の悪さは全然問題なし。